牛肉ランド
ロース

ロース

牛肉や豚肉といった食肉で、最も有名な部位が「ロース」です。中でも、牛肉のロースといえば・・・やっぱり「牛リブロース」ですよね? ここはロースの主体となる部位で、牛肉の中でも最高部位の1つとされています。しかし、豚ロースであれば生姜焼きという料理もあります・・・が、牛ロースはどんな料理に使われているのでしょう?

牛の部位

牛ロースとは

牛肉の背肉部位を「牛ロース」、あるいは「牛ロース肉」といいます。この「ロース」という部位名、いっけん欧米語に思われますよね? しかし、実際には「roast(ロースト)」から転訛した和製英語で、「ロースト(焼く)に適した肉の部位」を意味する言葉です。牛ロースは2種類あり、その1つ「肩ロース」は名前のとおり肩の部分にあるロース部位を指します。きめ細かい肉質と柔らかい風味があり、煮込み料理やステーキなどで愛用されるとか。もう1つの「リブロース」は、肩ロースから続く筋肉(胸最長筋)を指します。霜降りが入りやすく肉質も優れているので、しゃぶしゃぶやローストビーフといった料理でよくお目にかかりますよね? どちらにしても、牛ロースは肉質がいいのでさまざまな料理で活用することができます。みなさんも、牛ロースで美味しい料理を作ってみてください。

「牛ロース」のいろいろ

牛ロースを使った料理として有名なものは・・・そう、ローストビーフです。これは牛肉(ロース)の塊をオーブンなどで蒸し焼きにした、イギリスの伝統的な肉料理の1つ。焼きあがった後に薄くスライスして、肉汁をもとに作られたグレイビーソースをかけて食します。基本的な薬味はホースラディッシュやクレソンとなりますが、日本では希にわさびが供されることも・・・。サンドイッチの具としても使われますが、一般的な具材ではありません。

牛肉料理~ロース編~

ここでは、牛ロースを使った料理を紹介しようと思います。先ほど話題に上ったところで・・・ローストビーフが食べたくなった人も多いのでは? それでは、せっかくですから「ローストビーフ」のレシピを紹介しましょう。ちなみに、ここでは一般的なローストビーフと和風、2種類のレシピを紹介していきますよ! 誕生日やクリスマスetc・・・さまざまな行事で作ってみては?

本格派ローストビーフ

【材料】4人分

牛リブロース(かたまり)600g、塩コショウ少々、ホースラディッシュ(すりおろし)大さじ2、赤ワイン大さじ8、みりん大さじ4、しょう油大さじ2、クレソン1/2束

【作り方】

1. 牛リブロースに塩コショウをまぶし、2重にしたアルミホイルで包む。

2. 1を200度のオーブン(またはトースター)で20~30分焼いたら取り出し、ホイルに包んだまま30分寝かせて薄切りにする。

3. ホースラディッシュ、赤ワイン、みりん、しょう油を合わせてソースを作る。

4. 2とクレソンを盛り付け、3をかけたら出来上がり。フランスパンなどを添えると、さらに本格的なローストビーフが味わえますよ!

牛肉の薬味「ホースラディッシュ」について

ホースラディッシュはローストビーフやビーフステーキ、ボイルドビーフなど牛肉料理に欠かせない香辛料です。鼻にツーンとぬける刺激的な辛さは、日本の代表的な薬味「わさび」と共通しています。それもそのはず・・・ホースラディッシュの辛味成分は和がらしやわさびと同様、アリルイソチオシアネートという揮発性の精油成分なのです。しかし、原産地(東ヨーロッパ)をはじめ形や色、香りなどの違いも見られます。また、古くから壊血病やリウマチ、消化不良などの治療薬としても用いられていました。日本では「西洋わさび」や「わさび大根」、「陸わさび」などと別名で呼ばれています。

ホーム牛肉を知ろう牛肉の種類牛肉が食卓に届くまで牛に関する豆知識お役立ちリンク集